結露を招く3つの層の施工不良
責任者をしてます飯島です
前回のブログの続きとしまして、『結露を招く3つの層の施工不良』を
本日はわかりやすく書かせていただきます。
このような施工をすると、一般住宅より大変な結果となってしまいますので
しっかりと覚えてほしいと思います。
①袋入り断熱材の防湿シートの不連続
防湿シートでくるんだ袋入り断熱材による充填断熱の施工不良が多く
施工が雑で、間柱や内胴ぶち縁、配線とぶつかる部分に多数の隙間が
出来てしまうケースがあります。本来は袋の『耳』を柱の見つけ面に
留め付け、防湿シートにやむなく生じた隙間は気密テープで補修する
ことが大事なんです。
②配管まわりの断熱欠損
配管まわりの処理が不適切で、断熱性と気密性を低下させてしまい
ます。配管が壁を貫通するので、貫通部分の気密テープで防ぐ処理も
必要となってきます。
③間仕切り壁の後張りシートに切れ目
間仕切り壁の上部を天井から見たところ、後ろから張った防湿シート
が間柱の位置で切れてるということも多々あります。間柱と防湿テー
プの隙間に気密テープを張りますがが、テープとの間にも隙間が空い
てしまいます。注意ですね。
まだ、それ以外の注意点もあります
①気密テープを下地なしで張って現場
②LANケーブルで断熱材がしっかり入らないことが多い
③断熱材が配管作業の時に曲がって施工してしまう
『高気密高断熱住宅』の施工には、特に施工方法が大事です。
ですから性能が必要ですし大事なんです。