隅の通し柱120mmは駄目なんです
責任者をしてます飯島です
あたり前に思ってしまう『角の通し柱の120mm角』が家を駄目に
してしまうということを知ってますか。
角に120mm角を使用、管柱に105mm角を使用する現場ってみたこ
とあると思います。一見問題がない納まりのように思えますが、透
湿防水シートの役割を台無しにする危ない納まりなのです。
この納まりで問題になるのは、隅柱の部分です。通気層を設けずに
外装材をくぎなどで直接留め付ける、いわゆるじか張りしてること
が透湿防水シートに悪い影響を与えてしまうことになってしまいます。
使用する透湿シートの種類にもよりますが『熱でシートが劣化した
という事例が発表されてます。』透湿防水シートが劣化すれば防水
性が損なわれて水分が柱に伝わって腐食を招きかねないと言われて
ます。
隅柱のところに通気層をつくらないことが、乾燥が進まなくなります。
長い間に腐食が始まってきます。
外部からの水分を防ぐことも大事ですし、壁内結露対策に対しても
通気層がないと柱の腐食を防ぐことが出来なくなり家を長持ちさせ
ることが出来ません。
家を長持ちさせない、大きな要因として覚えていただきたい大事な
ことです。