現在も、気密住宅はまだまだ少ないんです
責任者をしてます飯島です
たまに聞くお話のなかに『昔の家は気密なんかしなくても問題がなかったが、高断熱
高気密住宅が登場してからシックハウスやアレルギーが増えた。だから気密性は百害
あって一利なし』だと言ってることを聞いたことがあります。
確かに、換気不足の構気密住宅によってアレルギー疾患リスクが発生することはある
と思います。ただし、現在の日本では高気密住宅の普及率は10%にも満たない現実が
あります。ほとんどの住宅は断熱も気密性も不足してるものが多いんです。
つまり、気密化が日本人の過半数にアレルギー症状が発生している理由とするのには
高断熱高気密住宅の普及率が低すぎると思います。
よく勉強をしていきますと気密性が高いことだけが原因でアレルギーが増えたのでは
なく、断熱性&気密性不足の住宅でのエアコンの普及の伴う部屋間の室温差の拡大が
ホルムアルデヒドを大量に放出する新建材の台頭と戦後一斉に植林したスギ花粉の大
量発生やら、社会的ストレスの増大などの複合的な要因からのアレルギー増加であり
気密性だけに責任を押し付けて解決出来るほど単純ではないことです。
世界からみた、日本の家づくりの『隙間と言いますか性能は、はっきりと足りないこ
とが証明されてます』まずは隙間をなくすことが省エネのスタートであり健康住宅の
お話も始まるのです。隙間をなくし換気システムを良くしていくことこそが快適空間
が取れた心地よい家づくりとなります。このことを信じて一人でも多くのお客様にご
理解をいただけますよう頑張っていきたいです。